美奈子のお告げ 第13回 ウィロー2018/11/12
ハロウィンも終わって冬が始まった感じ。今年も残すところあと二カ月足らず。皆さん風邪なんか引かないように気を付けて下さいね。
我が家は、誰か一人が風邪ひくと戒厳令が発せられます。そう言えば去年も大変だったな。。
実は私は今体調が悪くて入院する羽目に。突然、家を空けてしまう訳ですから、そりゃあーもう子供達の事や家の事が心配で心配で気掛かりが山盛り状態。でも、夫や子供達が「心配しないで良いよ。大丈夫だから」って。みんな逞しくなってきたんだなあと嬉し泣き。
今までにだって辛い事や落ち込む事は、いっぱいありました。時には、メンタルがズタボロで誰とも話をしたくないなんて時も。ついこの前も結構なショックを受けて身体より心が痛かった。でもね、家族の顔を見ればそんなの全部どこかへ消えてしまうのです。
そこで今回、私が選んだカードは・・・・
「ウィロー」
以前にも一度このカードをご紹介した事があります。ぜひ、その時の内容も合わせてご覧になって下さい。改めて、このカードを良くご覧になって下さい。不安や哀しみを払拭するかのように暗い雨雲の隙間から、明るい日差しが見え始めてきています。少年は、まだ雨の降り止まない湿った空に虹を描こうとしています。
美奈子の先生曰く、「片手に筆を握り、もう一方の手を斜め下の大地に向けている様子が『魔術師』のようだ」と仰っていました。そしてそれに続けて「きっと、奇跡が生まれ事を成し遂げられる」とも。私には、その意味が良く判らなかったのですがたぶん、止まない雨は無い。悲しみは必ず過ぎ去り希望に変わる。的な事をタロットカードになぞらえて話してくれたんだと思います。間違っていたらゴメンなさい。魔術師の件はともかく、このウィローのカードに描かれているのは希望です。
それも、強い心を持って自ら描こうとしている者に陽が降り注いで行く。という事を現しているのです。だから、辛い事があっても負けちゃいけないんだ。って思います。
ここでちょっと聞いてきたばかりのウンチクを披露しちゃいます。
虹って言う字は虫へんにエって書くでしょ。これは、漢字の母国である古来の中国では、虹は空の虫だとされていたのです。日本語で虫は昆虫のイメージですが昔は怪物とか目に見えない妖(あやかし)も虫とみていたんですって。だから、龍なんかも虫の一種になるわけです。
雨上がりの僅かな狭間に姿を見せて消えて行く姿が龍=虫なんですねえ。で、「エ」の方は、二本の横線と一本の縦線で空と大地を結ぶ形なんですって。つまり、天地を結ぶ虫が虹と言う訳です。もちろん虹は、地球上のどこにでも出現するのですから、日本や中国ばかりでは無く世界中に伝説や言い伝えがあります。オーストラリヤの原住民であるアボリジニに伝わる伝承では、川や谷は虹の蛇が地を這った後に出来た地形とされていて乾季は泥の中で寝ているんだそうです。その眠りを邪魔すると虹の蛇が暴れて洪水を起こしたり様々な災いをもたらすものと恐れられていました。
またヨーロッパでは、虹の根元には幸せをもたらす黄金のカップがあるという伝説があります。これを手に入れれば手放さない限り、一生涯幸せに暮らせるんですって。これ良いなあ。なんか素敵です。
この原稿を書くために先生から色んな事を教わっていると美奈子まで何だか少し賢くなったような気がします。気のせいでは無い事を祈ります。
何か辛い事があったら、このカードを思い出して下さい。そして、何度も何度も自分に言い聞かせて下さい。
『私は他人に対する不満を手放します』これがウィローのアファメーションです。
結局、悲しみとかストレスとかの多くが他人と自分を比べたり、他者に依存する弱い心から生まれてくるんです。そこから抜け出さなければ、心に降り続く雨は止まないのです。いつまでも誰かに対して不満を募らせているより、自分の手で心に虹を描いて下さい。希望はそこにあるんです。
私も、また明日から、いやいや今日この時から又頑張ります。人を悪く思ったり羨んだりする心を手放して幸せを目指します!
美奈子